2009年09月02日

一眼レフのAF

【一眼レフの光路図】
一眼レフの光路図.jpg

 一眼レフはコンデジやライブビューでのAFとは違い、位相差AFを採用しています。
 マウント内にあるミラーで上方へ反射してファインダーへ導いているのですが、
 ミラーはハーフミラーになっており、分光された光がAFモジュールへ導かれ、
 専用のセンサーで測距されます。

 ミラーが精度良く定位置にないとフォーカス操作は全滅です。
 フォーカシングスクリーンの位置がずれていると MFで合わす事が出来なくなります。
 AFモジュールの位置がずれていると AFが合わなくなります。
 受光面がずれていると AF、MFどちらで合わせてもピンぼけです。
 この様に一眼レフはもの凄い精度で作られており、マウント内部を触るのはリスクが大きい
 という事がお分かり頂けると思います。



【位相差AFの原理図】
位相差AFの原理図.jpg

 位相差AFは三角測量の応用です。
 分光された光を2個のレンズで別々の光束に分けると各々の結像位置がわかります。
 各々のCCD出力のピーク位置を判定する事で前ピンか後ピンかが判定でき、レンズの移動方向を決めます。
 またどれぐらい差が有るかを判定して、レンズの移動量を決めて一気に動かします。
 AFの電気的な調整はこの移動量等を調整値で修正する事になります。
 図中のCCDはラインセンサーです。
 クロスセンサーだとこの図のセンサーが縦横に配置されています。
 K-mを除いて AFポイントはクロス 9点、ライン 2点ですから、合計 20個のセンサーが
 配置されている事になります。 凄いですね〜



【AFに使用する光束の観念図】
AFに使用する光束の観念図.jpg

 ペンタックスの機種は F5.6対応センサーを採用しています。
 図の青いのが F5.6の光束とセンサーになります。
 公式にはF5.6以下のレンズで AF可能とされていますが、F8ぐらいまでAF出来るという事は
 もう少し内側に配置して余裕をとっているのでしょう。
 あるいはギリギリ F5.6のセンサーに掛かってAF出来ているのかもしれません。
 F11のレンズだと光束がF5.6のセンサーから完全に外れるためAF不可になります。

 他社の中・高級機には F2.8対応センサーを装備している機種があります。
 位相差AFは三角測量の応用なので、計測位置が離れているほど精度が高くなります。
 そのため F2.8対応センサーの方が精度が良いのです。
 しかしデメリットもあり、ボケの量(デフォーカス量)が大きくなるため合焦点付近以外の
 センサーの出力ピークがぼやけてしまうため、AFを外すと復帰に時間が掛かります。
 また F2.8より暗いレンズだと光束がセンサーを外れるので測距出来なくなります。

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posted by delphian at 16:19| Comment(0) | カメラ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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